選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

2023 Best Books

2023年に読んだ本(≠発売した本)の中で、面白かった5冊+1作品を選んでみました。
2023は全然本読めなかったし、仕事絡みで読んでみた本ばかりだった感はあります。

実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ / 宇野重規(著/文)若林恵(著/文)

www.hanmoto.com

年末に急いで読んだこの本、やはりめちゃくちゃ面白かった。
思ったこと・考えたことはnoteに書いたが、若林さんのテクノロジーやファンダムという興味関心がこういう形で繋がっていて、それが政治思想史の大家である宇野さんの膨大な知識と融合することで、ここに辿り着くのかという驚きに終始溢れていた。
安宅さんのいう通り、若林節の展開に慣れていないと着いていくのが難しいかもだが、ちゃんと評価されていると思うので、是非。(てか売れないと第二弾ないと言っていたので、みなさん買いましょう)

note.com

頭のいい人が話す前に考えていること / 安達 裕哉(著/文)

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だいぶ話題になっていた本。仕事をするなら、確かに読んでおいて損ないと思う内容だった。
全体的に読みやすいし、さっと読んでみるのはとても良さそう。

とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法 / 安藤広大(著/文)

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仕事で仕組みを考えることが多かったので、読んでみた本。
三部作シリーズの論調や、この本でも何事も「仕組み」で解決しようとする姿勢は、そこまで好きではないが、こういう考え方は重要だなと思う内容だった。

物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 / けんすう(古川健介)(著/文)

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あー、こういうこと結構考えているかもという本だった。
自分の人生を一歩引いてみたときに、それは物語としてどうだろうか?という視点は、今回の転職でも意識した点でした。

shogomusic.hatenablog.com

君のクイズ / 小川哲(著/文)

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確かTBSラジオ「脳盗」でTaiTanがリコメンドしていて知った本だった気がする。
クイズの解像度上がるとこんな世界なのか、という興味深い内容だった。

www.tbsradio.jp

左ききのエレン / かっぴー/nifuni

www.shonenjump.com

最後は漫画。
自分は仕事にそこまで情熱を注げない人間だが、自らの全てを文字通り生贄に捧げて仕事にのめり込む人間のことがちょっとだけわかった気がした。
正直、少し羨ましくなった。