2023年に読んだ本(≠発売した本)の中で、面白かった5冊+1作品を選んでみました。
2023は全然本読めなかったし、仕事絡みで読んでみた本ばかりだった感はあります。
実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ / 宇野重規(著/文)若林恵(著/文)
年末に急いで読んだこの本、やはりめちゃくちゃ面白かった。
思ったこと・考えたことはnoteに書いたが、若林さんのテクノロジーやファンダムという興味関心がこういう形で繋がっていて、それが政治思想史の大家である宇野さんの膨大な知識と融合することで、ここに辿り着くのかという驚きに終始溢れていた。
安宅さんのいう通り、若林節の展開に慣れていないと着いていくのが難しいかもだが、ちゃんと評価されていると思うので、是非。(てか売れないと第二弾ないと言っていたので、みなさん買いましょう)
この数ヶ月読んだ新刊の中で際立って大切だった一冊。若林恵さんが宇野重規先生と近代社会の形成について深く語り合う。なるほどと思うには相当の造詣と過去の思索が求められ、ついていける人は正直少ないと思ったがそれでもとても重要な著作に思う。#実験の民主主義https://t.co/eBQIRXTVky pic.twitter.com/Fxvjcd9nMi
— Kaz Ataka / 安宅和人 (@kaz_ataka) 2023年12月30日
読み始めだけど面白いです。行政DXとは行政を情報技術で効率化する話ではなく民主主義を情報技術でより良くすることではと。行政DXだけでなく民主主義の未来に関心ある人はおすすめです。また宇野先生の「民主主義とは何か」も素晴らしい内容で民間から行政に転職した人におすすめです。 https://t.co/yQnp6hBlXo
— 宮坂@東京都副知事&GovTech東京理事長 (@miyasaka) 2023年11月7日
宇野重規、若林恵『実験の民主主義』、ばりくそ良書なので激おすすめです。人がたくさん集まって実験的に何かをすることのダイナミズムが、学術的だが在野の野蛮さもある(それこそが実験的である)対話の中で可視化されていく。会社が面白いのだが、その面白さがこの本を読んでかなり明確になりました。
— 樋口恭介 | Kyosuke Higuchi🇺🇦🇵🇸 (@rrr_kgknk) 2023年10月24日
頭のいい人が話す前に考えていること / 安達 裕哉(著/文)
だいぶ話題になっていた本。仕事をするなら、確かに読んでおいて損ないと思う内容だった。
全体的に読みやすいし、さっと読んでみるのはとても良さそう。
とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法 / 安藤広大(著/文)
仕事で仕組みを考えることが多かったので、読んでみた本。
三部作シリーズの論調や、この本でも何事も「仕組み」で解決しようとする姿勢は、そこまで好きではないが、こういう考え方は重要だなと思う内容だった。
物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 / けんすう(古川健介)(著/文)
あー、こういうこと結構考えているかもという本だった。
自分の人生を一歩引いてみたときに、それは物語としてどうだろうか?という視点は、今回の転職でも意識した点でした。
君のクイズ / 小川哲(著/文)
確かTBSラジオ「脳盗」でTaiTanがリコメンドしていて知った本だった気がする。
クイズの解像度上がるとこんな世界なのか、という興味深い内容だった。
左ききのエレン / かっぴー/nifuni
最後は漫画。
自分は仕事にそこまで情熱を注げない人間だが、自らの全てを文字通り生贄に捧げて仕事にのめり込む人間のことがちょっとだけわかった気がした。
正直、少し羨ましくなった。