選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

メディア等の2019活躍した&2020注目のアーティストを簡単にまとめて、少し考察してみる

はじめに

毎年恒例だが、年末から年始にかけて、2019年の音楽の振り返りや、2020年注目のアーティストに関しての内容が各メディアから公開されている。
そこで、その中で自分に引っかかったものを備忘までにまとめて、その後簡単に考察してみたいと思う。

2019年の振り返り

mora.jp

ここ数年、アーティストがその年にブレイクするきっかけを作っているとも考えられるほど、影響力を持ち始めた地上波の音楽番組の企画。
今年は蔦谷好位置いしわたり淳治mabanuaの3人の選出。
個人的にも非常に納得できる選出ばかりだった。

2020年の注目アーティスト

www.ntv.co.jp

地上波番組ということで「関ジャム 完全燃SHOW」と並び、注目されている企画。
音楽シーンの最前線で活躍する224名にアンケート調査した結果というのが説得力もあり面白い。
ちなみに2019年の1位はKing Gnuだったので納得。

spincoaster.com

個人的に音楽に関するメディアで信頼をおいているSpincoasterの毎年の定番記事。
NEXTCOMINGはニューカマー10組を選出したもの。さすがの選出センス。

  • Spincoaster BREAKOUT 2020

spincoaster.com

こちらもSpincoasterだが、BREAKOUTはまさしくブレイクして、メインストリームに躍り出るであろうアーティストを10組選出している。
この人達がブレイクしたら、音楽シーンは面白くなるよなと思わせる選出。

  • Early Noise 2020

prtimes.jp

Spotifyが2020年の躍進を期待するアーティスト。
ここに入るとSpotifyの後押しが入るのでなかなかに強力。
いつも知らないアーティストが多いので、どこから選んでいるのか気になる。  

簡単に考察してみる

これらを踏まえて、簡単に考察してみたい。

2019年はOfficial髭男dism、King Gnuの年だったと言っても良いかもしれない。両バンドともアルバムを出し、年末には紅白にも出演したというのは大きな成果となった。

www.youtube.com

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また別の観点では、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。(ずとまよ)などのボカロや邦ロックの流れを汲みながらも、邦楽をアップデートしようとするアーティストも気になった。
正直、個人的にはバンドが流行ったというのが意外だった。この流れは2020年も続くのだろうか。

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しかし、2020年は、シンガーソングライターの年だろうと思う。
その筆頭はもちろん長谷川白紙。
個人的にはここまでくるとは思わなかったのが正直なところ。なぜなら、彼のカオスな音楽は難解すぎると思ったからだ。
しかし、2019年にブレイクした面々を見ても、そこまでシンプルな音楽をやっていたわけではないので、確かに2020年に彼の音楽が一気にブレイクする可能性もあるのかもしれない。
そうなったら、音楽シーンはさらに面白いことになるだろうから、是非とも期待したいところだ。
ちなみに2019年にブレイクするアーティストとして柴 那典さんは長谷川白紙を1位にしていたので、その先見の明は流石といったあたりか。

realsound.jp

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またその他、藤井風やVaundy等もシンガーソングライターとして名前が挙がっているが、今まで自分は知らなかった。そこで聴いてみたところ、どこにこんなアーティストいたんだというぐらいびっくりしてしまった。
彼らは比較的マスにも届きやすいキャッチーな音楽をやっていると感じており、凄まじいポテンシャルを持っているのではと思っている。

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個人的には、2020年は君島大空を中心としたシーンが大きな盛り上がりを見せると感じているが、その話はまた別でまとめたいと思う。

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最後にGoogle Trendを貼っておく。2020年もたくさん良い音楽を聴けることを期待している。