2018年に聴いた曲からベスト50を選びました。
一応順位を付けましたが、結構適当です。
2018年も良い音楽がたくさん聴けました。
50:betcover!!「海豚少年 - dolphin boy -」
期待の若手。
2019年の飛躍を期待させる1曲。
49:BTS「FAKE LOVE」
2018年を語る上で外せないこの曲。
この曲でBTS知ったが、日本の数歩先を行っている思う質。
48:春ねむり「GIZMO (feat. $iva$aigo)」
$iva$aigoのラップと春ねむりのシャウトが響いた1曲。
生きてるだけで、何かがねぇ
生きてるだけでは、物足りねぇ
47:King Gnu 「Flash!!!」
かっこいい。ただシンプルにそれだけ。
ただこのバンドは音源よりもライブのほうが圧倒的に良い。
46:Sano ibuki「スイマー」
1996年生まれのシンガーソングライター。
この若手シンガーは売れる気がする。
声・曲・歌どれをとっても良い。
45:majiko「パラノイア」
こちらも若手シンガー。
ネット発らしいが、聴けばわかる本格派。
44:avengers in sci-fi 「2019 (No Heroes) feat.TENG GANG STARR」
後にも出てくるTENG GANG STARRとアベンズのまさかのコラボという超面白い曲。
アベンズ最近聴いてないが、なかなか面白いことしてくれる。
43:Tajyusaim boyz (LB-RUG,Young Sex,M.A.G,Pizza love) 「リボで買う。」
もうこれはテーマで勝ったようなものだが、ラップもうまいし今後が楽しみ。
42:Soulflex 「24」
あのSIRUPが属するブラックミュージッククルーから。
2018年はたくさん音源出していたが、この曲が好きだった。
最終盤に向けて上がっていくラップが聴きどころ。
41:GLIM SPANKY「愚か者たち」
このユニットはポップシーンにいるが、"本物"だと思う。
最初にこの曲を聴いたとき、メロディの展開に驚かされた。
40:MISTAKES「時代」
色気とグルーヴが異常。
39:SOIL&"PIMP"SESSIONS「comrade feat. 三浦大知」
ソイルと三浦大知とか良くないわけがない。
38:eill「MAKUAKE」
注目のシンガーのデビューALのリード曲。
ルーツにKPOPもあるらしいというので納得できるこの質の高さ。
37:DÉ DÉ MOUSE「be yourself」
流石のデデマウスとしか言いようがない。
これが未来の音か。
36:SALU x 古舘伊知郎「MAKE MY BRAND」
古館伊知郎が参加したことで話題の曲。
SALUの最近のリリックに対する云々はあるが、
古舘伊知郎との掛け合いではそれが良い方向に出たのでは。
35:04 Limited Sazabys「Squall」
シングルは2017年だが、アルバムが2018年に出たので選出。
正直初期のフォーリミが好きなわけだが、
この曲は響いた。いつの間にかキッズの希望になるほど成長していたようだ。
34:Tempalay「どうしよう」
これぞテンパレイという1曲になったか。
サイケだがポップ。ポップだがサイケ。
不思議な感覚が素晴らしい。
BTSのフックアップも必然だろう。
33:米津玄師「Lemon」
米津玄師はもともと好きだったが、この曲は最初から引っかかっていたわけではなかった。
明らかに売れる感じの曲ではないのに、
下半期は街中でも常に流れていた気がするのは、とても嬉しいと思う。
紅白は圧巻だった。
32:banvox「Magic Is Happening」
2018年は大人しかったbanvoxの新曲。
ゴスペル×ダンスミュージックとのことだが、
"ゴスペル"は2019年もポイントになるだろうと思わせる曲になっている。
31:折坂悠太「平成」
入れざるを得ない1曲。
平成の元号の最終盤に、
名に恥じない曲をぶっこんできたなと。
30:YMG「Go Crazy feat. WILYWNKA , FARMHOUSE & 唾奇」
注目のラッパー3人のラップがハイレベルすぎて。
29:踊Foot Works「Bebop Kagefumi」
このグループはもちろん注目。
歌と曲のリズムがいい感じに絡み合っていて最高の1曲だった。
28:ポルカドットスティングレイ「ICHIDAIJI」
非常に優秀なバンドだと思う。
そりゃ好きになるわという要素満載の曲。
27:TENDRE「DOCUMENT」
このソロプロジェクトもこの1年で耳にする機会が一気に増えた。
音のバランスが良い。
サビのリズムの中に現れる余白に痺れる。
26:長谷川白紙「草木」
ついに来たかという感じ。
このマスの中のカオスさは、他にはないオリジナリティだと思う。
25:LUCKY TAPES「Joy」
リード曲でもなければ、MVも作られてないわけだが、
この曲が新アルバムの中でも秀逸だった。
なんだろうこの神々しさは。
この雰囲気を出せる日本のバンドは、このバンドだけでは。
24:中村佳穂「きっとね!」
これも選ばざるを得ないアーティスト。
これが音楽といわんばかりの自由さ。
23:椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」
椎名林檎はすごいな、2017年の紅白で宮本浩次を見てこの曲まで浮かんだんだろう。
これしかないと思える歌と曲をJPOPの最前線でやり続ける姿には感服する。
22:三浦大知「飛行船」
「球体」が素晴らしい作品であることは分かっているが、
自分には少し合わなかったのが正直なところ。
ただしこの曲だけは完全に別。
三浦大知は、完全にJPOPの未来を行っている。
五輪に起用すべきでは。
21:88RISING「Midsummer Madness ft. Joji, Rich Brian, Higher Brothers, AUGUST 08」
世界的に見れば、2018年は88risingの年だったとも言えるのだろう。
この曲は完全に、2018年夏のアンセムだった。
20:sui sui duck「city」
2015年結成の5人組バンド。
MV見れば分かるクリエイティビティ。
sui sui duckの名前はちょっと前から聴いていたけれども、
まだピンと来ていなかったところにこの曲。
エレクトロ系バンドとして注目されているようだけれど、
今までの曲と比べて、明らかに歌詞や音の雰囲気が変わり、
今までの枠を一気に突き抜けた感がある。
19:小袋成彬「E. Primavesi」
2018年デビューの大型新人。
宇多田ヒカル全面プロデュースで話題になったのは記憶に新しい。
この人の魅力はどこにあるのだろうか。
ライブを3回ほど2018年に見る機会があったが、
ライブで儚げな顔と声で歌う、この1節がすべてを表しているようだった。
2018年ベストのフレーズ。
君は気付いてしまったみたいだ
この世は全てがフィクション
18:ぼくのりりっくのぼうよみ「人間辞職」
2018年の音楽ニュースを振り返れば、
ぼくりりがぼくりりを辞めるという出来事はきっと確実に外せない。
2015年の年末にCDJへ向かう電車の中で、1stアルバム『hollow world』を狂ったように聴いていたことを思い出す。ぼくりりが出るわけでもないのに。
ただ1stアルバム以降は正直物足りなさを感じていたのが事実。
インタビューや歌詞を読む限り、ぼくりり自身も思うところがあったのだろう。
それがこういった曲として出てきたのは、流石としかいいようがない。
最後に1stを超える凄い曲・アルバムを出してくれたことがとても嬉しい。
歌上手くなったなぁ。。。
人間を辞すことで
命を全うしていきたいと思います私の生命は私のもの
私の生命は私のもの
人間なんかのものじゃない
17:Suspended 4th「ストラトキャスター・シーサイド」
個人的2018年最大の発見はこのバンドだったかもしれない。
聴けばわかる『カッコよさ』。
語ることも特にない。
こういう本気でカッコいいバンドがたくさん出てきてほしい。
Spotifyにこの曲しかないので、早くほかの曲も入れてほしい次第。
16:Age Factory「million」
最近までこの3人組バンドのカッコよさに気づかなかった自分に落胆する。
このバンドも方向性は全然違うが、Suspended 4thと同じ本気でカッコいいバンド。
小細工なしのストレートな楽曲だが、熱のこもり方が、そこらのバンドとは違う。
まだライブを観たことないのだが、
きっと凄まじいものが見れるのだろうと思わざるを得ない出来栄え。
15:FIVE NEW OLD「Gotta Find A Light」
この若手バンドの出す楽曲の質はいつも高い。
ブラックミュージックをベースにコンスタントに良い楽曲を出してきているわけだが、
この曲では遂にギターを曲から抜いており、
ゴスペル感から壮大な印象を受ける曲となっている。
2018年はCDJにも出て、遂に見つかった感じがあるので、
今後の飛躍が楽しみでしょうがない。
14:金子ノブアキ「illusions feat. SKY-HI」
説明不要のコラボ。
金子ノブアキのシンプルかつ力強いビートに、
SKY-HIお得意の高速ラップ。
全体的にシンプルが故に、プレイヤーの質の高さが際立つ1曲になった。
お茶の間でも人気の2人がこういった音楽をやることに意義を強く感じる。
完全に余談だが、SKY-HIのリリックは、
ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」の影響も感じられたが、
実際のところどうなのだろうか。
13:KID FRESINO「Retarded」
満を持して発表されたKID FRESINOの新アルバムから。
VAVAプロデュースの雰囲気あるトラックに、
KID FRESINOの日本語英語問わない流れるようなラップが心地よい。
"Retarded"はスラングらしく、「あいつ頭おかしい。知恵遅れだ。」みたいな意味らしい。
子供も生まれたFRESINOはインタビューでは「死は尊いものである」と考えるようになったと言っているが、
" I am retarded"と言って終わっていくこのアルバムからは、
やはり彼のスタンスそのものは変わっていないことが伺える。
自分は彼のこういうところがたまらなく好きだ。
12:SUSHIBOYS「Shopping Cart Racer」
今一番好きなヒップホップグループかもしれない。
イントロからテンションが上がってしまう。
3人のラップが、それぞれフロウに特徴があって個性があるうえに、
超上手いので、最高に心地良い。
ショッピングカートをテーマに据えて書かれた、ある意味バカな曲だが、
今の社会にはこういった気楽さが必要だ。
エビデンスの脱退は悲しいが、今後もこのスタンスでやっていってほしい。
11:PAELLAS「Orange」
正直この4人組バンドにもう注目することはないと思っていた。
以前にライブも見たことがあるが、
おしゃれな雰囲気で英語詩を歌う彼らは、全然悪くなかったのだが、
何か引っかかるところがなかった。
しかしこの曲には、一聴して持っていかれた。
前編日本語詞で歌うようになったその詩は、まさしく詩的で綺麗。
音も、耳に残るいい引っ掛かりが随所に散りばめられている。
この後に発表された「Weight」も非常に良い出来で、
今のPAELLASは最高な雰囲気だ。
10:ゆnovation「ある程度ある」
音楽には、その時代の生活環境・社会環境を伝える役割もあると思うが、
2018年の日本がどんな環境だったかを伝えるのにはこの曲がベストだろう。
大阪府在住の現役大学生プロデューサー/鍵盤ハーモニカ・プレーヤーの1stEPから先行リリースされたこの曲は、そんな楽曲になっている。
ここまで的確に"今"を描写できる感覚と、
それを完璧に音に乗せるセンスに脱帽。
検索したかったことも2秒後に忘れるような
映画もとばしながらでないと観れないような
とぎれとぎれの今をただ流し込むような
今の方が、幸せな気持ちで過ごしているな
なんでもある程度あるなら
このままここで
踊り続けて
または、
眺めているだけ
気の会う仲間だけ
9:yahyel「TAO」
大注目の5人組バンドが、2ndアルバムやワンマンライブツアーを経て、
突如リリースされた1曲。
中華の雰囲気をまとったこの曲は、とにかくクライマックスがすべて。
最後の30秒に向けて、一つ一つの音が紡がれていく。
そして、爆発するその瞬間のカタルシスは、これぞyahyel。
8:宇多田ヒカル「Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)」
この曲は2018年6月発売の7thアルバムに収録されている同名曲を、
アジアの若手ラッパー3人を迎えて、思いっきりリミックスし直した楽曲。
未だに宇多田ヒカルtwitterの固定ツイートはこの曲になっているぐらいお気に入りなのかも。
個人的にも、アルバム収録版はピンと来ていなかったが、
完全に化けて、最高の出来になったと思う。
また、こういう若手を迎えて曲を作る姿勢が本当に素晴らしい。
7:tofubeats「ふめつのこころ - SLOWDOWN」
2018年10月にリリースしたアルバムから。
tofubeatsは、"言うこと"と"言わないこと"のバランスが素晴らしいと思っている。
アルバム全編通して感じたtofubeatsの覚悟を締めくくるこの曲で、
そんなバランス感が心に響いた。
何かを待ってる時間のように長めに感じている
終わらせない まだまだ ふめつのこころを君に誓う(誓い合う)
何度だって再生しても 何かを感じられる
その先に 何があるか確かめて
6:TENG GANG STARR「Dodemoii feat. Masayoshi Iimori」
この2組ヒップホップユニットの楽曲を知ったのは、
サマソニのYonYonのDJで流れたこの曲をShazamした時。
明らかに普通じゃないと思った感覚は間違っていなかった。
Masayosi Iimoriの最先端のビートに乗せて、
過酷な環境から這い上がった2人が「どうでもいい」と言い放つ姿は、
ヒーローが悪役をなぎ倒していくかのように清々しい。
5:DJ RYOW「all green feat. 唾奇」
DJ RYOWの10thアルバムに唾奇が客演で参加した1曲。
なんというか、、、名曲だなと。
この曲は言葉に上手く言葉に出来ないので、ただそれだけ。
4:STUTS「Changes feat. JJJ」
STUTSの2ndアルバムにJJJが参加して最後を締めくくった1曲。
2018年はSTUTSの年だったともいえると思うが、この曲はやはりJJJのラップだろう。
Febbの死やKID FRESINOの結婚・子供が生まれた等々を踏まえて作られた曲であろうことがMVやリリックからも伺える。
こういった諸々の出来事を、素晴らしい曲に昇華したことを本当に尊敬する。
3:宇多田ヒカル「初恋」
同じアーティストの曲は1曲だけにしたかったが、これはしょうがない。
明らかにデビュー曲を意識して命名されている「初恋」というタイトルで、
JPOPの常識からは逸脱しているメロディが奏でられる。
個人的には、彼女のこれまでの曲の中でも圧倒的な1曲になったと思う。
本当に美しい詩と曲を作るものだ、これが日本のトップアーティストか。。。
2:Official髭男dism「Stand By You」
髭男はもともと知っていたし、どちらかといえば好きだったから、
新曲をリリースしたと聞いて、とりあえず聴いてみたのがこの曲との出会い。
一聴して、こんな曲が日本で売れるわけないと思った。
トラップを意識したビートに、自由自在に動くメロディ、サビもJPOPぽくなく、一般の人からしたらノリづらいだろう。
でも、逆に言えば、こんな革新的な曲をよくリリースしたなと感動してしまった。
これが、日本で普通に売れるようになれば、
日本のシーンはもっと面白くなるだろうと考えていたが、
この曲でMステにも出れたようだし、
日本のシーンは自分が思ったより捨てたものじゃないのかもしれない。
1:星野源「Pop Virus」
最後はこの曲。文句なし。
この曲を、星野源がSTUTSを迎えて、世にリリースされるという事実がただ嬉しい。
星野源は、今の息苦しい世の中での微かなの希望の一つかもしれない。
歌の中で 君を探してる
波の中で 笑いながら漂う
今の中で 君を愛してる
刻む 一拍の永遠を
渡す 一粒の永遠を
以上、50曲でした。
良い曲ばかりなので、知らない曲あればぜひ。
以下に上記曲をまとめたYoutubeとSpotifyのプレイリスト貼っておきます。
■Youtube 再生リスト 2018best