選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

2022 Best EPs/Albums

2022年のEP/ALを20枚選んでみました。

  • 基本は毎月選んでいるベストをベースに選んでいます。また、EP、AL問わずの選出です。
  • 今年はなんとなくEP/ALだけ順位付けしてみました
  • 基本は1アーティスト1枚にしています。
  • それぞれ簡単に一言コメント付けました。
  • 曲単位のベストも選んでますが、そちらと同様に参考記事も付けています。


毎年書いていますが、サブスクで音楽を聴くようになって、アルバム単位で音楽を聴くことは本当に少なくなりました。なので、そもそもの母数が少ないのですが、その中でも特に印象に残ったものを選びました。

20.ハリー・スタイルズ「Harry's House」

ジャケット

めちゃくちゃ聴いたというわけでもないのだが、曲としての強度、そしてアルバムとしての強度が凄まじいなと思った。
とりわけ、ドラムのビートが極上だった。


ハリー・スタイルズ、至高のポップアルバム『ハリーズ・ハウス』最速レビュー あらゆるリスナーを迎え入れる傑作 - Real Sound|リアルサウンド

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19.BE:FIRST「BE:1」

ジャケット

2022年の顔であり続けたと言っても過言ではないだろう。
確かな楽曲とパフォーマンスのクオリティを手に、あまり背負いすぎずに、日本のシーンに風穴を開け続けていく姿を期待したい。


BE:FIRSTはファンによるツイッター投稿経由で、世界への扉を開くことができるか|徳力基彦(tokuriki)|note

JO1、BE:FIRSTが次に打つべき施策は? ビルボードデータで読み解くファンダムのアクティビティ (1/3):MarkeZine(マーケジン)

“ポスト・イケメン”としてのBE:FIRST - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

BE:FIRST『BE:1』全曲解説。SKY-HIがメンバー&リスナー一人ひとりを尊重する理由 | Kompass(コンパス) ミュージックガイドマガジン by Spotify&CINRA

BE:FIRST、1stアルバム『BE:1』で体現する“個”の輝き 試行錯誤重ねた新曲群を中心に注目ポイントを探る - Real Sound|リアルサウンド

BE:FIRST、ジャンルレスな自分たちを音楽で証明する1stアルバム完成|「BE:1」全曲解説インタビュー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

18.yumegiwa last girl「universe」

ジャケット

2022年の発見の一つ。SUPERCARの楽曲「YUMEGIWA LAST BOY」がグループ名の由来となっている6人組アイドルグループのアルバムは、やっぱりギターって良いなとなる曲がたくさん詰まっていた。


連載「lit!」第21回:アンジュルム、CIRGO GRINCO……多彩なジャンル楽しめる最新女性アイドルソング - Real Sound|リアルサウンド

yumegiwa last girl『universe』エッジーなギターによるバンドサウンドを軸にした6人組アイドルの初フルアルバム | Mikiki

17.Young Kee「Bad Memory」

ジャケット

ヒゲダンを筆頭に、日本のポップスの概念が次から次へと拡張され、ひっくり返される状況において、ここまで真正面からポップスをやっている人はあまりいないのではないか。


APPLE VINEGAR -Music+Talk- Episode12 プロデューサー岩本岳士Worksを掘り下げる回 - APPLE VINEGAR -Music+Talk- | Spotify でポッドキャスト

インタビュー|21世紀生まれのSSW・Young Keeが1stアルバム『Bad Memory』で“本当の自分”をさらけ出す理由 | Qetic

16.Snail's House「PIXELIZE」

ジャケット

Snail's Houseの曲は、どの曲も、容易に身体の中に沁み込んできて、感情の奥底に響く。

15.JYOCHO「しあわせになるから、なろうよ」

ジャケット

凄まじいテクニックにより、楽曲は複雑なマスロック風味を帯びるのはそれはそうなのだが、しっかりとポップスとして仕上がるあたり、このバンドの矜持を感じる。


出発点である自分と向き合うきっかけに──ミクロを意識したJYOCHOの新作 - OTOTOY

14.Kan Sano「Tokyo State Of Mind」

ジャケット

Kan Sano以上に夜が似合うアーティストっているのか。音一つひとつを丁寧に磨いたような上質な鳴りで、数多の夜を輝かせる。


Kan Sano『Tokyo State Of Mind』日本語のポップスをSSW的な表現で追求した新作を語る | Mikiki

Kan Sano、シンガーソングライターとしての素顔 自身と向き合い生まれる“言葉”への深いこだわり - Real Sound|リアルサウンド

13.ポルカドットスティングレイ「踊る様に」

ジャケット

ちょっと前の高速四つ打ちチューンをこれでもかと放ち続けていると思うのだが、細やかな工夫や展開の妙のおかげか、ポルカドットスティングレイの曲はいつまでも飽きない。


ポルカドットスティングレイ特集|雫(Vo, G)ソロインタビューで紐解く「踊る様に」の魅力 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

12.三浦透子「点描」

ジャケット

"俳優"としての活躍が目立った2022年ではあったが、これだけの楽曲をしっかりと打ち出していける辺り、アーティストとしての器量の大きさにも驚かされた。


『ドライブ・マイ・カー』『カムカムエヴリバティ』で存在感 三浦透子、シンガーとしても注目したい声の魅力 - Real Sound|リアルサウンド

特集「アンビエント+ポップの現在」Part2 有元キイチ(a.k.a Tondenhey / ODD Foot Works)インタビュー(三浦透子「私は貴方」作編曲ほか) – Soundmain

映画『そばかす』主演の三浦透子インタビュー - TOKION

11.羊文学「our hope」

ジャケット

羊文学以上に、"祈り"という言葉が似合うバンドはいないのでは。


羊文学が今、多方面で注目を集める背景 「これがバズるぞ!」ランクインや『めざましテレビ』出演を受けて考察 - Real Sound|リアルサウンド

羊文学「our hope」特集|暗い部屋の中で探した少しの希望、バンドの新たな一面が垣間見えるメジャー2ndアルバム - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

10.中村佳穂「NIA」

ジャケット

中村佳穂以上に"音楽"をやっているアーティストはそういないが、曲を重ねる度に、どんどん開けて自由になっていく様が、非常に頼もしい。


中村佳穂の次なるステップ、アンセム目白押しの『NIA』を支える「明晰さ」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

中村佳穂が語る、ニューアルバム『NIA』ーー名盤と絶賛された前作『AINOU』から約3年半、ジンクスやプレッシャーを微塵も感じさせない大名盤が誕生 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

変わりゆく時代が求める歌とは? 中村佳穂が激動の3年半で得たもの。『竜そば』、紅白を経て語る | CINRA

ROTH BART BARONと中村佳穂から、いつかのあなたへ。「正しさ」の壊れた時代で、何を信じられる? | CINRA

9.Bialystocks「Quicksand」

ジャケット

2022年の個人的スマッシュヒット。映画と音楽の両立というアーティストとしての立ち位置も面白いが、ポップスでありながら、ただでは終わらないクリエイティビティには常に興味が引かれる。


Bialystocksの音楽とはどのようなものなのか? EP『Tide Pool』をライター3氏がレビュー - Real Sound|リアルサウンド

Bialystocks、あくまで作品が主体の“制作集団”としてのスタンス 2人の音楽的ルーツから紐解く - Real Sound|リアルサウンド

Bialystocks「灯台」インタビュー|音楽と映画をクロスオーバーする2人組 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

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『はだかのゆめ』甫木元空 監督 インタビュー Bialystocksと映画監督との往来の中で生まれる表現とは « 映画ランドNEWS

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Official髭男dism、Kroi、Bialystocks……IRORI Recordsの2022年を総まとめ 意欲的なリリース続々、話題に事欠かなかった1年 - Real Sound|リアルサウンド

8.betcover!!「卵」

ジャケット

自分には良く分からない。しかし、それでも感じる何かはある。

7.Kabanagu「ほぼゆめ」

ジャケット

hyperpopを経由して、辿り着いた"歌"には惚れ惚れとするし、とんでもない力強さがある。


Kabanaguインタビュー デジタルクワイアとFuture Coreを接続する「誇張しすぎた」プロデューサーのDTM術 – Soundmain

第5回〈APPLE VINEGAR -Music Award-〉ノミネート12作品発表 - ニュース - OTOTOY

Kabanaguインタビュー 2ndアルバム『ほぼゆめ』制作の舞台裏(エッジーなエレクトロニック・サウンドを求めて 番外編) – Soundmain

6.tofubeats「REFLECTION」

ジャケット

真摯に音楽と、そして社会と向き合って、楽曲がアウトプットされていることが良く分かるし、一連の活動を見るにつけて、そこにこそ、tofubeatstofubeatsたる所以がある気がする。


tofubeatsの知を拡張する愛読書 知らないより知ってたほうが、面白い確率が高い|好書好日

tofubeats、参加アーティストが全員集合した『REFLECTION』リリースパーティオフィシャルレポ - ぴあエンタメ情報

tofubeats - REFLECTION  | トーフビーツ | ele-king

tofubeats Interviewed by in the blue shirt | 『REFLECTION』をめぐる雑談 - FNMNL (フェノメナル)

tofubeatsが対峙するイメージと実像──『REFLECTION』で刻む人生の記録 | Qetic

tofubeatsが音楽と書籍で表現する4年間のリアルな記録 - TOKION

tofubeats「REFLECTION」インタビュー|突発性難聴、上京、コロナ禍、結婚……さまざまな変化と向き合い、自分自身を観察した日々の記録 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

tofubeatsが語る『REFLECTION』のすべて――難聴、4年の変化とコロナ禍、多彩なゲスト、研ぎ澄まされた歌詞 | Mikiki

『トーフビーツの難聴日記』tofubeats|音読ブラックスワン#95 作成者:blkswn radio

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tofubeatsが音楽活動で感じる「編集」の喜び 「作った音楽が人生を区切っていく」 | 特集 | Book Bang -ブックバン-

tofubeatsが制作環境を見直して生まれた“新しい音楽のつくりかた” 「ゼロからもう一回やり直したいという気持ちがあった」|Real Sound|リアルサウンド テック

Vol.66 ペルソナの音楽 | 花椿アワー | 花椿 HANATSUBAKI | 資生堂

自信はなくても、本場じゃなくても、自分のためにつくり続ける。何かいいこと起きるまで/tofubeatsさん|トーチライト - ここでつくって生きていくメディア|note

5.adieu「adieu 3」

ジャケット

極上のプロデュース陣に一切引けを取らず、楽曲のポテンシャルを十二分に表現しきったadieuには感服。


kiki vivi lily、鈴木真海子、みきなつみ……フィメールメロウラップの活況から昨今のトレンドを紐解く - Real Sound|リアルサウンド

adieu、ミニアルバム『adieu 1』『adieu 2』LP盤リリースの背景 音楽活動への思いがベースに - Real Sound|リアルサウンド

adieu(=上白石萌歌)「adieu 3」レビュー|多彩な作家陣とともに描き出す、大人へと変わりゆく22歳の現在地 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

adieu=上白石萌歌、1年ぶりツアーで果たしたファンとの再会 様々な思いを音楽で伝える一夜に - Real Sound|リアルサウンド

adieu(上白石萌歌)、初ツアーで届けた音楽という名の“救い”(ライブレポート / 写真8枚) - 音楽ナタリー

4.RYUTist「(エン)」

ジャケット

日本の音楽の最先端の一つは、確実にここにある。


RYUTist「(エン)」特集 メンバー×運営×作家陣によるクロストーク|アイドルポップスのその先へ、5thアルバムで描く希望の音楽 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

RYUTist『(エン)』君島大空や柴田聡子らが楽曲提供 〈尖っている〉で終わらない驚きに満ちたサウンドと歌 | Mikiki

RYUTistの4人が限界突破した挑戦作『(エン)』の全曲を語る | Mikiki


【ライブの記憶】RYUTist結成11周年秋冬ツアー【(エン)〕@新宿ReNY 2022/11/27|sho5_midday|note

3.hirihiri & lilbesh ramko「10 MICROPHONES AND DISTORTED WAVEFORMS!!」

ジャケット

こんなキャッチーなジャケットにあって、終始ぶっ壊れている。有無を言わさず身体に響き渡る音割れには笑うしかないが、こういうやりたい放題の音楽って最高じゃないですか。


壊す2人、作る2人――hirihiri & lilbesh ramkoによる“破壊の楽しさ”が詰め込まれたコラボEP発表

2.lyrical school「L.S.」

ジャケット

確かに、yuu、hime、hinako、risano、minanの"5人のリリスク"の"SAGA"は、7/24の日比谷野音で終わったかもしれない。しかし、リリスクは終わっていない。だからこの先の未来を見据えて、この順位で。
2/12からの新体制で、これまで以上にシーンにブチかましてくれることを期待する。


2022年上半期 Best Songs(後編) - 選択の痕跡

1.宇多田ヒカル「BADモード」

ジャケット

年始からずっと聴き続けていた気がする。
紛うことなき日本のトップアーティストが、いまだに挑戦し続けていて、日本の最先端の音楽を更新し続けている事実が、本当に素晴らしい。


宇多田ヒカル、新アルバムで綴るコロナ禍のプライベート「いままで見せていないアングルからの私」 | Kompass(コンパス) ミュージックガイドマガジン by Spotify&CINRA

<ライブレポート>“BADモード”へ突入した宇多田ヒカル――あなたは禁断のゾーン、その奥深い領域へと侵入する | Daily News | Billboard JAPAN

宇多田ヒカル『BADモード』が提示した新しい価値観 - TOKION

特集:「宇多田ヒカルのニューアルバム『BADモード』を“リズム”の面から掘り下げる」(ライター・批評家/imdkm) - TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 | Spotify でポッドキャスト

幸福な2人の合流地点 ─宇多田ヒカル『BADモード』におけるフローティング・ポインツとの共同作業、その演出を聴く─ | TURN

宇多田ヒカル『BADモード』 “越境”するベッドルーム・ソウルを読み解く|日刊サイゾー

宇多田ヒカル『BADモード』の風通しの良さ 転回とも取れるクリエイティブ面での変化 - Real Sound|リアルサウンド

〈J-Popの象徴〉としての宇多田ヒカル――コーチェラでのライブが私たちに投げかけたもの | Mikiki

宇多田ヒカルのコーチェラフェス出演はなぜ特別だったのか? 88risingとステージを共にした意義 - Real Sound|リアルサウンド

宇多田ヒカルがコーチェラ2022のメインステージに登場! その全容を即レポート。 | Vogue Japan

#98 Guest:つやちゃん(中編) 宇多田ヒカル、中村佳穂、Doul……ラップを昇華した・ラップに影響を受けた作品 - TALK LIKE BEATS presented by Real Sound | Podcast on Spotify

「自分を愛するってどうしたらいいの?」──宇多田ヒカルの思考を辿るインタビュー、全文公開。 | Vogue Japan

宇多田ヒカルが2022年に見せた飽くなき姿 コーチェラ出演や積極的な国内メディア露出を振り返る - Real Sound|リアルサウンド

宇多田ヒカル、「First Love」リバイバルヒットに見る各国への影響力 2022年の動きと重ねて分析 - Real Sound|リアルサウンド

<コラム>宇多田ヒカル、Netflixシリーズ『First Love 初恋』で再注目されている「First Love」に秘められた巧妙な歌詞 | Special | Billboard JAPAN


宇多田ヒカル「BADモード」 ~軽やかに、鮮やかに、真摯に。~ - 選択の痕跡