選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

最近の読書法_2021年6月版(Kindle+スマホ+超並列+たくさん想起)

世には、読書術、読書法に関する話が数多に存在するが、どれもこれもいまいちしっくりこない。そりゃ、他の人のやり方をそのままそっくり真似ても、自分にフィットするとは限らないだろう。ということで、色んなやり方を参考にしつつ、自分なりの読書法で、日々読書をしている。

最近、これは結構良いやり方なのでは、と思う方法が確立されたので、備忘も含めて、まとめておきたい。

前提

最初に前提をまとめておく。

  • ここでの読書の目的は、「本にて読んだ内容を覚えておくこと、またその内容を意識的に活用して、何かに役立たせること」である。本来読書自体は、別に内容を覚えておく必要もないし、何かに活用するなんて、そんな必要もないはずだ。読書で得たことが、無意識的に何かに繋がっていることもあるはず。ではあるが、それについては自覚しつつも、ここでは上記を目的とする。まぁそんなに変な話ではないかと思う。
  • ジャンルはオールジャンルだが、小説はたぶん向かない。以下読み進んでいただければわかるが、このやり方だと、1冊を読み終えるまでに、かなりの時間を要する(時間≠労力ではあるので注意)ため、小説でやるとちょっと物足りなくなると思う。自分も小説ではこの方法はあまり使わない。
  • 飽きっぽい人におすすめ。一つのことにのめり込むよりも、色んな事に興味がある的なタイプの人に向いていると思う。
  • 本は一気に読まないと、前の話を忘れてしまうという人は対象外。たまにそういうことをおっしゃっている方を見かける気がするが、そういうタイプの人はこのやり方は確実に無理なので、対象外となる。本は一気に読まないと気が済まないという場合も同様である。

やり方

タイトルに入れた通り、ポイントをまとめると、「Kindle+スマホ+超並列+たくさん想起」となる。

1. Kindle電子書籍)を使う
まずKindleを使う。電子書籍という意味なので、必ずしもKindleである必要はないが、物理的な問題で、現実的には紙の本ではこの方法は使えない。
2. スマホで読書する
1と関連するが、ベースはスマホでの読書である。PCでもKindle端末でもなく、普段常に携帯している、常に触っているスマホで読書できる環境を整える。理由は、一番大事なのは何をやるにしろ、ちゃんと継続していくことだと思うので、そのためのハードルを下げるためだ。スマホならいつでもどこでも、ちょっとした隙間時間で読書できる環境になるはずだ。(まぁでも、これは必須ではない。)
3. たくさんの本を、超並列で読書する
気になった本は可能な限り、並列で読書する。自分は今20冊弱を並列で読書している。これがやりたいがための1であった。紙だとなかなかできないはずだ。この時に、気になった箇所などは、ハイライト(マーキング)などしておくとよい。出来るだけ手間をかけずに、痕跡を残しておくことが大事だ。
4. 毎日少しずつ読んで、たくさん想起する
20冊も毎日読めるか!となるが、このやり方では、とにかく少しずつ読んでいく。最近の本はよくできているもので、かなり細かく節が分かれているので、1節ずつ読んでいくとすれば、20冊弱でも、1時間ぐらいでなんとかなる。節がなければ適当なタイミングで自分で区切ればよい。
これをすることで、読むたびに、そもそもこの本はどういう本だったっけ?どういう話の流れなんだったけ?ということを想い出す必要がある。これが重要である。
5. 読み終わったら、他の人がまとめた要約記事や、書評、筆者のインタビュー記事などをググって集めて、読み漁る
本を読み終わったら、内容を読書ノートにまとめましょう的な話は、大体の読書術で話題に出る気がするが、正直言って怠い。やる気が起きずに、結局どんどん溜まっていて、読書する気すら失せてしまうみたいなことが、実体験としてもあったので、もうそれは諦めた。
その代わりに、他の人が書いてくれたものを活用させてもらおうという発想である。ちょっとググれば、色んな記事が出てくるので、その辺を見境なく、とりあえず読んでみる。 すると、この手のものは読みやすいように、要点がまとめられているので、本の内容についての復習になる。記事の質にもよるので、そういう話だったっけ?と思うこともあるが、そういう点も含めて理解を深めることに繋がると思っている。

このやり方に至った考え方や根拠

なぜこのやり方に至ったのかを、参考URLをベースに書く。

補足

補足として、本当はこうしたほうがもっと良いとは思っているけれど、やれていないことを書いておく。続かないと意味がないわけで、ここまでやろうとすると多分自分は無理だという気がしているのでやってはいない。が、きっとここまでやったほうが、学びにはつながって、良いとは思っているので、そのうちやってみるかもしれない。

  • 読書を進める中で、章の区切れで、過去のハイライトを振り返る
    章の区切れなどで、自分が付けたハイライトを振り返るようにすると、想起を増やすことに繋がるので、尚良しと思う。が、結構面倒なので、やれていない。まぁやらなくても大丈夫かなという感覚。
  • 読書後に、ハイライトをまとめておく
    読書ノートを綺麗にまとめるのは絶対に無理なのでやるつもりはないが、ハイライトをエクスポートして、まとめておくぐらいはしておいたほうがいいと思う。何かしらのメモツールにまとめておけば、検索性も上がる。こういうことが比較的簡単に出来るのも電子書籍を活用するメリットである。



現時点では、このやり方が自分には結構合っている気がするが、今後も改善していって、また別のやり方に行きついたら、記事としてまとめていきたいと思う。 もし、この記事を読んでいただいて、アドバイス等々あれば、是非いただけると嬉しい。