選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

2022 Best Contents

音楽と本については別記事で書いているので、それ以外で、2022年に面白かった・良かったコンテンツなどを10個+1個選んでみました。
若干区分けが怪しいものもありますが、その辺はご容赦。
こう見ると、2022年は興味の幅が拡がって良かったなと思います。

トップガン マーヴェリック

topgunmovie.jp

まずは映画から。
映画は本当に通ってきてなくて、全然知らないのだが、話題になっていたので思い立って観に行った。
ちゃんとアマプラで前作を予習もしたのだが、その時はあまりにも王道映画感が感じられて、正直合わないかも、、、と思ったりもしたのだが、今作は今の時代の"王道"に仕上がっていて、シンプルにテンションが上がった。

ケイコ 目を澄ませて

happinet-phantom.com

自分が理解できるのかは非常に怪しかったのだが、POP LIFE: The Podcastで絶賛されていたので、観てみた。
結果、多分あまり理解できていない。しかしそれでも何か感じるものがあったし、こういう映画もあるのかという発見には確実になった。
そして、映画を観てから、ポッドキャストを聴き返したり、インタビュー記事を読むことで、作品が何を提示したのかがじわじわと理解が深まった感じがして、そこまで含めてとても良い体験だった。

ハケンアニメ!

haken-anime.jp

奇奇怪怪明解事典でTaiTanが絶賛していたので、アマプラで映画を観た。
結論、めちゃくちゃ良かった。良い意味でわかりやすかったし、そのわかりやすさの中にも強い信念が感じられて、誰にでもおススメできる作品だった。
こうやって至極の作品が次々生まれている世界に生きていると考えると、そう悪くないのかもしれない。
ちなみに、映画を観た後に小説も読んだのだが、良い意味で全体としては全く違う作品であると感じ、ここからこの映画に仕立て上げたのは凄いなと感じた。

hitocinema.mainichi.jp

私立探偵 濱マイク

prtimes.jp

全然知らなかったのだが、lyrical schoolのプロデュースであるキムさんがおススメしていたので、アマプラで観てみた。
20年前らしい内容もあれば、その時の経過を一切感じさせない迫力と面白さが詰まっており、こういうのが良い作品というのだろうなと感じるドラマであった。

note.com

第二回 歌舞伎町のフランクフルト学派

note.com

伏見瞬、西村紗知という気鋭の批評家二人のイベントに、つやちゃんがゲストで参加した回の話。
文章を書くのはどういうことなのか。面白い文章を書く人はどういうことを考えているのかについて、理解が深まった、とても面白いイベントだった。

APPLE VINEGAR -Music+TALK-

spincoaster.com

アジカン後藤正文と、小熊俊哉・つやちゃん・矢島由佳子という3名の音楽ライターで、音楽の話をするというポッドキャスト
こうやって、ただただ良い音楽の話をする場って、とても良いなと思う。況や、この座組で繰り広げられる話なんて面白いに決まっている。

AVYSS Circle

avyss-magazine.com

ちょっと行っただけではあったが、バイブスがめちゃくちゃ良かった。
POP LIFE: The Podcastでも少し触れられていたが、日本のカルチャーの面白さが凝縮され、未来が感じられるイベントだったと思う。
そういえば、ちょっと強引な文脈だが、ユリイカのhyperpop特集も面白かった。

note.com

林士平

note.com

最近面白い人と言えば、この人だろう。
客観的に見れば、次から次へとヒット作品を世に送り出す敏腕漫画編集者という見方になるだろうが、なかなかにぶっ飛んだ思考をしている。いや、だからこそ、これだけの活躍をしているのかもしれないが。
最近色々なインタビューを読める機会も増えてきたが、その中でも当初から一貫して、「ヒットに共通点なんてないし、何が売れるかなんか分からん」と言い切っているのが、とても良い。

WORKSIGHT

worksight.substack.com

文房具の会社のイメージもいまだにあるコクヨのオウンドメディア。
元々オフィスを軸にした内容だったようだが、昨今の状況も踏まえて、リニューアルが行われ、ニュースレター形式で非常に多様な題材が扱われるメディアになっている。
もともと「コクヨ野外学習センター」とか文脈はいまいち分からんけど最高に面白いことやっているなと思っていたが、このメディアも最高に面白いので、おススメ。
これまでの回で個人的に好きだったのは、フォークホラーの回コインランドリーの回。

note.com

ウェザーニュースLiVE

weathernews.jp

なんていうか、手持ち無沙汰になった時に、とりあえずつけておく映像として最適すぎる。
当たり障りのない話題の大定番である天気の話題を中心にして、朝5時から23時まで毎日生中継するって凄いのだが、だからこその空気感のあるコンテンツになっている。
地震も扱うので、地震があった時の初手に観るのはこれが良いんだなという気付きもあった。
もはやキャスターはアイドルになっているので、それはそれでどうなのかと思う部分もなくもないが(この話は、女子アナ等も含めて今に始まった話ではないので、ここでどうこういうのは場違いでもあるとは思うが)、まぁ皆さん自由に楽しそうにやっているので、それが良いなと思っている。

www.gizmodo.jp

president.jp

Nariaki Obukuro - Gaia

www.youtube.com

最後は、小袋成彬のライブ動画を。
こんなの、どこからどう見ても良すぎる。
曲の良さは前提として、小袋成彬の極上品質の歌はもちろん、トラック・ベースも、コーラス隊も、オーディエンスのバイブスも、照明含めてその他全てが最高だった。
そういえば、最近FLIP SIDE PLANETも聴き始めた。2023年も諸々の活動を楽しみにしている。