選択の痕跡

音楽・テクノロジー・哲学

コニカミノルタのプラネタリウムで「Tokyo Midnight Groove」を観てきた話

何も意識せずに、日々を過ごしていると、気づかぬうちに時がどんどん過ぎてしまうような現代。
なんとなく、ゆったりとした時間を意識したいなと思い、プラネタリウムに行こうかと思ったところ、予期せず面白そうな作品があったため、先日鑑賞してきた。

Tokyo Midnight Groove - プラネタリウム“満天” | コニカミノルタ - プラネタリウム
 
7/26から上映開始された本作品。なにが面白そうかというと、この作品は星空に加えて、"音楽"もメインに据えられている点だ。
本作で起用する音楽アーティストはプラネタリウム“満天”史上最多の6組。
iri/WONK/Cornelius/SIRUP/TENDRE/向井太一(※50音順)、という東京の音楽シーンをリードし、新たなトレンドを生み出す彼らの楽曲を、本作のテーマに合わせて独自にプレイリスト化。彼らが放つ最先端のグルーヴが東京の夜に色彩を与えます
なんという、魅力的なラインナップ。もしこのメンツのライブがあったら、絶対に気になるような、"いま"の時代の空気感を体現しているアーティストが集まっており、見つけた瞬間にこれを観ようと決めたのだった。
 
プラネタリウムは学生の時以来な気がする。
上記のサイトから、ネットでチケットが買えたのだが、関をどこにするべきか迷ったので、以下のページを参考に席を選んでみた。

happy-life-news.com


当日行ってみると、休日だったので、かなりの人だかり。
ファミリーも多く、自分のように音楽に注目してこの作品を観ようと思った人は少ないかもしれない。

ここから実際に観た感想。
内容の詳細は、ネタバレになりそうなので控えるが、40分という時間があっという間に感じられる、非常に良い時間を過ごせたと思う。

「Tokyo Midnight Groove」と銘打っている通り、"東京"という街の特徴を捉えた上で、星空と街のコントラストが綺麗だった。
星空を見ながら、良質な音楽を聴くなんて、初めてやったと思うが、最強のリラクゼーションのひとつではないだろうか。
踊りたくなるというデメリットはあるものの、気分転換としてはぴったりの体験だった。

プラネタリウムという空間の中で、聴く音楽は没入感が凄まじく、普段の生活の中で聴く音楽よりも色鮮やかに感じられ、東京の街の光と、音の一つひとつが、輝いていた。
「iri/WONK/Cornelius/SIRUP/TENDRE/向井太一」というアーティストの選出も、情景にマッチしており、やはり良いアーティスト選んだなと改めて思ったし、選曲も、この作品によりマッチしたものが並べられていて、満足できた。
ちなみに、もっとも感動したのは、圧倒的にCorneliusだった。どの曲が、どういった展開で流れたのかは、ぜひ作品を観て確かめてみてほしい。
 
"音"も"星"も"街"も、意識しなければ通り過ぎていってしまうぐらい、色々なものが溢れている東京という場所で、少し立ち止まることの良さを感じさせてくれる。
40分6アーティスト6曲では物足りないぐらいだったので、ゆったりとした時間を過ごすために、こういった環境で音楽聴けるイベントは、もっと増えてもよいのでは。
非常に良い時間を過ごすことが出来たので、皆さんもぜひ、実際に体験してみてほしい。