2019年2月の音楽系ニュースや出来事等から、考えたことを残しておきます。
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ポッドキャストと音楽について
上記の記事の通り、Spotifyの第4四半期は黒字転換に転換したらしい。
Spotifyが営業利益を計上したのは初めてのことらしいが、個人的に気になるのが、ポッドキャストとの関係性だ。
Spotifyとしては、以下のように考えているらしい。
音楽以外のコンテンツの利用がゆくゆくは全体の20%を占めるようになると予想するSpotifyは、GimletとAnchorの手がけるポッドキャストの制作やクリエイター向けプラットフォームが同社のポッドキャストサービスを支える存在になると述べている
はたして、ポッドキャストはそんなに人気になっていくのだろうか。
ちなみに2月には柴 那典さん、田中宗一郎さん、三原勇希さんという豪華キャストで、Spotifyにてポッドキャスト配信も開始された。
1時間21分という大容量で、内容としては非常に面白そうなのだが、自分は聴いていない。
なぜ聴いていないかというと、「ポッドキャストを聴く時間」と「音楽を聴く時間」が食い合ってしまうからだ。
自分がSpotifyと契約している理由は、古今東西様々な音楽を聴くことができるからで、ポッドキャストについては興味がほぼない。
その時間があるのならば、聴けていない音楽をたくさん聴きたい。
だから、Spotifyがポッドキャストへ大きく舵を切ろうとしていることに一抹の不安を感じてしまった。
ただ、ポッドキャストで話されている内容には興味があるので、ずるいの承知だが、内容をテキストで公開してほしいと思っている。
歌詞の公開と似たようなものだとも思えば、なくない気もするのだが。
いくらでも面白いコンテンツがある現代において、消費者の可処分時間を奪い合う状況は今後も続くと思われる中で、皆さんは、音楽とポッドキャストについてどう思うだろうか?
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Youtuberにタイアップが付く時代がすぐ来るのでは
ビルボードジャパンのチャートに、謎の曲がチャートインし、ちょっとした話題になった。
結論としては、違法アップロードされた動画の中で流されていた曲が、動画が大量再生されたことによって、曲も再生されたという集計がなされて、このような事象が起きたようだ。
チャートの集計方法自体にも、改良の余地があるかもしれないが、個人的にはとても面白いと思った。
今まであまり考えたことはなかったが、確かに動画の中で流れる音楽は、消費者との接点という意味では重要だ。ドラマやCMのタイアップ曲は、今でも重要視されている。
であるならば、動画といえば、Youtuberの番組へのタイアップをつけるのもありなのではと思った。
CMのようにサビのみなどを、動画の最初と最後に流すなど、手段はいろいろありそうである。
音楽以外のタイアップはすでに盛んにおこなわれている。
音楽についても、考えてみる価値はあるのではないだろうか。
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新譜のサブスクを解禁しない問題
新譜が発売されても、サブスクはすぐには解禁しないプロモーション方法は一体何なのか。
よく意味が分からないのだが、結果として一緒に解禁したほうが効果あるんじゃない?と分析してくれているのが上記の記事だ。
『CDおよびデジタルダウンロードでの発売とストリーミングの解禁をずらさないほうがチャートを席巻出来、話題性が高まる』と前週触れたことが現実のものになっているゆえではないかと。
自分はこういった分析はできないが、サブスク解禁しないという強い意志があるならまだしも、解禁しているのに、新譜はリリースしないみたいなことをされると、ただ単純に意味が分からなくて、そのアーティストに興味が薄れてしまう。
もし、時差でのサブスク解禁で何かしら効果があるというのならば、ぜひどういう分析の結果なのかを教えてほしいと思う。
そういえば、話はそれるが、米津玄師は日本では全くサブスクを解禁していないが、中国では解禁しているらしい。
サブスクを解禁しないことにどの程度効果があるのか、いまだにちゃんとした分析を観たことがないので、もしあれば教えてほしいが、もう全面解禁でも良いのではないかと思ってしまう。